【2024年6月】チュラロンコン大学タイ語集中講座 初級2クラス(TH2) 後半の感想

初級2クラス(TH2)が5月からスタートしてから5週間が経ちましたので、その後の感想を書きたいと思います。

目次

初級2の授業内容など

授業が全レッスン24ある中で既に4分の3にあたるレッスン18まで終了しており、昨日は3回目のレビューテストでした。

授業内容について

初級2クラスではレッスン1~12まででタイ文字を一通り学習し終わり、レッスン13からは下記のような短文読解の練習になります。(1レッスンでこのような見開きが3ページくらいのボリューム感です)

レッスン12まででタイ文字を一応は読める状態になったとは言え、私のレベルではこのような短文を読みこなすにはまだまだ時間が掛かります。

授業中は先生から「はい、この文章を読んで!」「この単語を読んで!」と一人ずつ指されて読まされる機会が凄く多いので予習は欠かせないのですが、文章を読んで更に分からない単語の意味を調べてとなると予習だけで2~3時間はあっという間に過ぎてしまいます。

毎日の宿題について

さらに毎日宿題があり、またこれが結構大変なのです。

レッスン17の1日分の宿題内容は、こんな感じです。

これまた文章を読んで単語の意味を調べて、さらに問題を解いてとなるとこれまた2~3時間は普通に掛かります。

さらに最後のページに毎回ディクテーション問題が10問ほどあるのでこれを何度も繰り返し聞きながら回答していると更に30分~1時間。

ですので、現在の私の一日のルーティーンは午前中大学で授業を受けてから昼過ぎに帰宅。

午後はランチ後に少し休憩した後、夕食時間まで復習&宿題をやり、夕食後は次の日の予習をしてシャワーを浴びて就寝というサイクルなので、一日に授業と合わせて10時間前後は机に向かっている計算となり平日は全く遊ぶ余裕が無い状況です。

宿題自体は提出が必須ではないので出さなくても良いのですが、自らこの環境を選んで勉強しに来ているので私は毎回提出しています。

ちなみに文字学習だけだった前半戦まではクラスメートもみんな宿題を提出していましたが、後半戦になってきてからは日に日に提出している数が明らかに減ってきています(笑)

レビューテストについて

レビューテスト2の結果

2回目のレビューテストは試験形式は1回目と全く同じでWriting(ディクテーション)問題20問とReading問題10問です。

ただ、1回目のテスト範囲が「中子音字」だったのに対して、2回目は「高子音字」という違いがあります。

中子音の場合は声調が5個ありますが、高子音は声調が3個しかないので前回よりは簡単に感じました。

気になる結果は・・・

予想通り、前回よりかは点数が良くて少し安心しました。

これでテスト2回終わって15.25/20点満点なので得点率は76%をキープできた感じでホッとしました。

レビューテスト3について

レビューテスト3のサンプル問題はレビューテスト2が終わった翌日にはGoogle classroomで配布されたのですが、今回からはテスト形式が大幅に変わり以下の内容となり20点満点になります。

【Part1】Writing(単語のディクテーション)問題20問
【Part3】Grammar and Vocabulary
文章穴埋め問題(5問):書いてある文章に最適な単語を選ぶ1問1答形式
文章穴埋め問題(3問):二人のショートストーリー会話文を読んで抜けている文章に対する最適な答えを選択する
文章作成問題(4問):問題に記載してある1個の単語を使って自分で文章を作成する記述形式
・単語並べ替え問題(4問):問題に記載してある複数の単語を使って正しい文章を作成する記述形式

【Part2】Reading(単語の発音)問題10問
【Part4】Interview
テスト用紙に8つの質問文が書かれており、その中から先生がランダムに5問を口頭で質問してくるので、それに対して自分で作成した文章を口頭で答える

Part1と3は解答用紙に記述していくのですが、Part2と4は別室で先生と1対1で行われます。

テスト範囲は「低子音字(対応字/単独字)」とレッスン12~18までの文法ですが、低子音は数も多く声調ルールが複雑な上に文法まで入って来るので、これまでの2回のテストと比べると難易度が一気に上がりますので結構大変です。

もちろん問題文も回答も全てタイ文字で行われるので、タイ文字を読むだけではなく日頃から単語を書く練習をしておかないと文章作成問題が回答できなくなります。

なお、Part4のインタビュー問題の質問内容はこんな感じです。(もちろんタイ語で質問されます)

この問題だけはサンプルテスト通りに出題されるので、習った文法や単語を駆使して事前に自分なりの回答文を作成し暗記しておけばクリアできます。

1.あなたは運動をするのが好きですか?普段どこで運動をしていますか?
2.あなたはどのような服装が好きですか?それはどうしてですか?
3.あなたは海外旅行したことがありますか?どの国に行くのが一番好きですか?
4.タイ語の勉強が終わったら、何をしますか?
5.あなたの親友はどのような人ですか?
6.あなたは何をするのが嫌いですか?それはなぜですか?
7.あなたはタイで何をしましたか?また、何をもう一度したいですか?それはなぜですか?
8.あなたの性格は家族の誰に一番似ていますか?

ちなみに私の場合は上記から2,3,5,6,7が出題されましたが、実際に先生と1対1の空間だと緊張のせいか暗記した内容が直ぐに思い出せず焦りました(笑)

レビューテスト3当日の様子

9:00~1時間かけて事前に配布されていたサンプルテストの答え合わせを行いました。(Part1と2は既に回答もGoogle classroomで配布されています)

トイレ休憩を挟んだ後、先生と個別に行うテストについて「最初にやりたい人は?」と聞かれて手を挙げた順に順番が決まりました。

10:00~本番スタートで自動的にGoogle classroomにディクテーションテスト用の音源がアップされるので、Part1またはPart3の好きな方から回答していきます。

試験時間は12:00までですが、筆記テスト中に個別テストの順番が来れば呼ばれて別室に行きPart2と4がテストされます。

ちなみに先生は別室に行きますが、助手のような別の方が教室に試験官として見張りに来ますのでカンニングはできません(笑)

私の場合は5番目でしたが個別テストは10分掛からずに終わり、また教室に戻って筆記テストの続きを行い終わり次第、帰宅してOKです。

レビューテスト3の結果は?

レビューテストの結果は、いつも通りGoogle classroomで個別に通知されます。

今回は筆記テストが良くできた感触があったのですが、予想以上の点数だったので良かったです。

これでテスト3回分の合計が31.86/40点満点になったので得点率は79.6%となりました!

初級2クラス後半の所感

私はタイ文字をある程度予習して臨んだつもりでしたが、初日に先生から「初級2が一番難易度が高くて大変だよ」と言われた通りかなり苦戦しています。

ただ、一つ言えるのはテキストが本当に素晴らしく良くできていると思います。

これはテキスト内のあるページですが、見開き一杯に読む練習用の単語がびっしり書いてあり、しかも正解の音声も提供されています。このような練習問題がテキスト内にはこれでもか、と言うくらいにたくさんあります。

日本で独学でタイ文字を読む練習をしようとしても、ここまで充実した教材は絶対に見当たらないと思います。

母音、子音、末子音、声調など本当に全ての組み合わせの練習問題とその音声が提供されているため、これを時間を掛けてでも練習し尽くせば必ず読めて聞き取れる実力は身につくと思いますので、タイ文字を習得したいのであれば初級2だけでも受講する価値はあると思います。

私も日々このテキストを使って文字を読んだりディクテーションの練習を行っているのですが、正直練習問題が多すぎて消化不良を起こしています(笑)

また、前回の記事でも書きましたがディクテーションが未だに上達せず苦労しています。

年齢のせいにしたくはないですが、本当に末子音、声調、母音の違いが聞き取れません。

他のクラスメートにも聞いてみましたが、「ディクテーションが聞き取れない」、「文字が読めずに困っている」、「文字を書くのが苦手」など、母国語によって得意、不得意の分野が違っているようです。

ただ、少しずつではありますが読める単語も増えてきている実感はあるので、残り6回の授業とレビューテスト、最終試験を頑張って乗り切りたいと思います。

コメント

コメント一覧 (4件)

  • お疲れ様です。自ら望んだこととはいえ、1日10時間のタイ語漬け、凄いですね。一日一日が大変しんどそうですが、同時に充実感も感じておられることでしょう。チュラのLevel3まで歯を食いしばって耐えれば、素晴らしい未来が待っていると私も信じています。今は7月からのThai2に備えて、Thai1のテキストで予習復習をしていて、レッスン19まできましたが、かなり忘れているなあと。記憶力の衰えというハンディキャップをカバーするには、老体に鞭打つ外はないのですが、苦行にせず、できるだけ楽しみながらやろうと思っています。

    僭越ですが、タイ人と気軽に日常会話ができる環境が作れるといいですね。学んだことを活かせるチャンスが身近にあると、学習に相乗効果が出ます。

    • コメントありがとうございます!
      たしかに後半になってから勉強量は増えたのですが、課毎に洋服屋、コーヒーショップ、病院、映画館などのシチュエーションが設定されており、
      その場面で使用できる文法や単語を学べ実践で役立てそうなのでやりがいがあります。

      TH1で学んだ文法とTH2でのタイ文字がTH3でミックスされてより実践形式の会話文が出て来るらしいのでTH3が今から楽しみです!

  • 初めまして。初コメです!
    旦那の海外赴任が決まり、今年の秋ごろにタイに行く予定です。
    私自身は会社を退職したので、そろそろタイ語の勉強を始めようと学校を調べていたら、チュラロンコン大学のタイ語コースが気になりこちらのブログに辿り着きました。
    詳しく書いてくださっていてとても参考になります。ありがとうございます!これからもコースの感想を無理のない範囲で書いてもらえると嬉しいです!
    TH2も終盤戦かと思いますが、最終試験頑張ってください!

    • コメントありがとうございます!
      チュラ大のタイ語講座の情報があまりにも少なかったので、実体験を元に情報提供しようと思ったので参考になったのであれば嬉しいです。

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