【2024年4月】チュラロンコン大学タイ語集中講座 初級1クラス(TH1)を受け終わった感想

早いもので3月1日からスタートした初級1クラスは4月12日の最終テストをもって終了し無事に卒業できましたので、6週間授業を受けた感想を書きたいと思います。

目次

初級1を終わってみての感想

初級1はタイ文字ではなくIPAアルファベット表記によるテキストでしたので、記号の読み方と声調が分かっていれば次の授業の予習は特に必要なかったので前半は余裕でしたが、後半になるにつれてそれまでの単語の量や文法知識がどんどん増えてくるので結構大変でした。

また6回毎にレビューテストがあるので、復習に関してはきっちりとやっておかないと回答できなくなってしまいます。

全体的な感想としては、初めてテキストを見たときは分厚く記載されているボキャブラリーの数も多かったので覚えられるか心配だったのですが、過去に出てきた単語もテキスト全体にちりばめられているし、授業でも先生がたびたび使用してくれたりするので何だかんだで必然的にある程度は覚えてしまいます。

授業中も習った文法と単語を使用して文章を作って発言する機会がたくさんあるので、他の生徒の発言内容を聞いたり、自分でも積極的に色々な単語を使う工夫をしていけば、身につくのは凄く早いと感じました。

またレビューテストの存在や授業中に当てられて発言することも多いので、緊張感をもって授業に臨むことができたと思います。

最終テストについて

6週間の最後の週は、19~24回目の授業のレビューテスト(4回目)と授業全体の総復習テストがありました。

4回のレビューテスト(15点満点×4)と最終テスト(40点満点)の合計100点満点中でトータル60点以上を取らないと次のクラスに進む権利をもらえません。

これまでのレビューテストの結果について

私のこれまでのレビューテストの成績は以下の通りでした。

レビュー1:15/15
レビュー2:14.56/15
レビュー3:13.37/15
レビュー4:14.13/15
  合 計:57.06/60

以上のように既に57.06点を取っていたので、最終テストでは40点満点中で2.94点さえ取れば進級可能でした(笑

最終テストの内容について

最終テストの内容は全て3択問題で、9:00からスタートして全問終わり次第、帰宅してOKです。
私も含めて10:30前後にはみんな終わって帰る感じでした。

問題数は80問と多いですが、きちんとこれまでの授業内容を復習していればヒアリング問題以外は結構簡単に解けると思います。(レビューテスト時にはあった個別インタビューと発音テストはありません)

最初のリスニングパートは、質問と回答の選択肢のみがテスト用紙に書かれています。

【Part1】Listening(10%)
Short Conversation(10問):二人の登場人物の2往復の会話を聞いて質問に答える1問1答形式
Long Conversation(6問):二人の登場人物の3往復の会話を聞いて質問に答える1問2答形式
Monologue(4問):一人の登場人物の30秒程度の会話を聞いて質問に答える1問4答形式

【Part2】Vocabularly and Grammar(30%)
文章穴埋め問題(30問):書いてある文章に最適な単語を選ぶ1問1答形式
文法問題(20問):ショートストーリーを読んで質問に対する最適な答えを選択する1問4答形式
文章作成問題(10問):問題に記載してある2~4個の単語を使って自分で文章を作成する記述形式

ヒアリングテストについて

最終テストの前日は、最終テストのサンプル問題(本番と同じ80問)を練習する日でしたが、最初のリスニングテストに手こずりました。

問題用紙が配られた後、2分間の猶予が与えられその間に質問と回答の選択肢を読み込んでおきヒアリングに臨むわけですが、そもそも問題が20問もあるので2分間の間に全部の質問と選択肢を読んで把握するのは、文法や単語が分からないと結構大変です。

また、実際のヒアリング問題もこれまでの授業では一切触れてこなかった内容なので、ある程度自分で事前に対策をしておかないと聞き取ることができないと思います。

一応、これまでのレビューテストの前に簡単なヒアリング練習問題があるにはあるのですが「こんな感じですよ~」的な内容だし、音源ももらえないので参考にはなりません。

そこで私は最終テストの前日のヒアリングパート時にスマホでこっそり録音をしておき、家に帰ってから録音した音源を元にヒアリング練習をしました。一応会話のスクリプトはサンプル問題の最後に記載されてはいるのですが、実際の問題が聞けないと何の参考にもならないですからね。

文章作成問題について

パート2の穴埋めと文法問題では多少単語や文法が分からなかったとしてもイマジネーションと消去法を使って何とか回答することはできますが、最後の文章作成はそうはいかず、単語と文法の両方をちゃんと復習しておかないと回答できないので、中々手強い問題でした。

作成する文章は複雑な文法などにすると間違いやすくなるので、可能な限りシンプルな文章にすることがポイントです。

最終テストの結果について

ヒアリングテスト対策が功を奏し、最終テストの点数は以下の通りでした。

これで4回分のレビューテストの結果と合わせて、100点満点中の95.56点という成績で無事にTH2クラスへの進級キップを手に入れることができました!!(ちなみに座学は一日も休んでいないので、出席率の80%もクリアしています

次のクラス(TH2)の申込みについて

私は当初初級1のクラスのみを申し込んで実際に授業を受けてみてから次のクラスの申込をしようと考えていました。

どのクラスも同じですがクラスがスタートする一か月前が申し込み期限なので、5月から始まる初級2は3月中に申し込んでおく必要があります。

そこで3月1日から授業が始まり2週間ほど経って授業の雰囲気などにも慣れてきたので、次の初級2の申込を初回同様にWEBサイトから行ったのですが、支払いを終えてエントリーしようとしたら「5月からのクラスは申し込み定員が一杯になったので締め切ったよ」とメッセージが出てきました。

「ヤバい、5月から初級2に行けなかったら2か月後の7月スタート分まで期間が空いてしまう、どうしよう!!」と焦って事務局に相談してみました。

そうしたら事務局より「あなたは現時点で学生だからWEBフォームから申し込む必要は無いです。支払い明細と希望するクラスをメールで送ってもらえば手続きしておきます。」と返事をもらえて一安心しました。

その後、支払い明細と5月からの初級2(午前中のクラス)への希望を事務局に伝え、無事に承認手続きが完了しました。

初級2から入学してくる生徒さんもいるそうなので現在のクラスメートはそのまま維持されるのか、はたまたシャッフルされてしまうのか楽しみですね。

最後に

授業中に先生に「初級1の内容を完璧に理解すれば日常会話はそれなりに出来るようになります」と言われていましたが、たしかにこの6週間で学んだ内容を実践に活かせればショッピングやレストランでの会話や道順を聞いたり、タイ人との簡単な会話程度であればできるようになると思いました。

ただし、そのような状態になるには自分なりに発音練習と文章作成スキルを向上させるためにアウトプットが不可欠だと思います。(正直な話、授業だけでは圧倒的にアウトプットが足りません。)

そこで私は今住んでいるサービスアパートのスタッフの方とできるだけタイ語で会話をしたり、道端で誰かに道順を聞いてみたりなどタイ人と接触してアウトプットする機会を自発的に増やしていこうと考えています。

しか~し、下手にタイ語で話し掛けると「おっ、こいつタイ語しゃべれるのか!」とネイティブスピードで返事をされるので、そこで何を言っているのか全く理解できず会話が止まってしまうことが現在の最大の悩みです(笑

アウトプットも大事ですが、並行してヒアリングスキルも上げていかないと次のステップには進めませんね。

とりあえず初級1クラスは一度も遅刻や休むことなく卒業できましたので、5月から始まる初級2に向けてタイ文字の勉強を頑張ります!!

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 私はこの2月にThai 1を修了したので、懐かしく読ませていただきました。Thai 2、3の記事も楽しみにしています。私は7月からThai 2に進むので、その頃トモさんはThai 3の先輩。同じ午前クラスだと思いますので、文学部の校舎や学食でお会いするかもしれませんね。

    授業はさておいて、チュラの良さは年甲斐もなくキャンパスライフを楽しめるところ。学食は各学部で個性があるし、離れていますが中央図書館は素晴らしい。ユニバーシティグッズも多種販売しているし、曜日によっては屋台が沢山出ますよね。予習復習も必須ですが、生徒であることを目一杯楽しんで下さい。

    • コメントありがとうございます!ちょうど私と入れ違いだったんですね~
      7月からぜひ学内でお会い出来たら嬉しいです!休み時間がずれたりすると他のクラスの方とあまり会う機会が無かったりするので、違うクラスの方と交流するのは楽しみです。

      私が入学した3月、4月は昼間が暑すぎてほとんど学内を散策しておらずキャンパスライフを楽しんでいなかったので、これから涼しくなってきたらもっと探検しに行きたいと思います。

      • 私も7月がとても楽しみになりました。タイへの渡航は6月末ですので、その頃また連絡を差し上げます。

        そうそう、当方もロングステイを機にブログを始めたところです。サイト欄にURLを張っておきますので、よろしかったらお時間のある時にご覧下さい。

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