【2024年2月】タイ移住でリタイヤメント組がバンコク中心部で賃貸物件を借りるには?

いざリタイヤメントなどでタイへ長期間移住するとなった場合、「ビザをどうするか?」という問題と合わせて重要なのが住む場所を探すということです。

駐在で行かれる方は会社が手配してくれたり、既に駐在経験のある先輩方から情報を得たりできると思うので心配ないと思いますが、我々のようなリタイヤメント組は自分で何とかしなければなりません。

私もそうですが異国の地で賃貸を借りるのは人生で初めてで何から手を付けたらよいか全く分からないという方向けに、今回私たち夫婦が現地の日本人向け不動産会社を通じて住居を決めることができたので詳しく解説します。

この記事を読めばタイでリタイヤメント組が賃貸物件を借りる方法が分かりますので、初めての方にぜひ読んでいただき参考にしてもらえればと思います。

目次

タイでの賃貸物件事情について

タイでの賃貸物件の種類について

タイで賃貸物件を借りる際は、まず物件の種類を決める必要があり主に以下の3種類に分けられます。

コンドミニアム

コンドミニアムとは日本でいうところの分譲マンションのことで「コンド」とも呼ばれており、下記の特徴があります。

【コンドミニアムの特徴】
日本の分譲マンションと同様で部屋ごとにオーナーが違うため、同じ建物内であっても部屋によって内装や契約条件が異なります。

【メリット】
・築浅、駅近、高層物件が多い
・比較的家賃が安い物件が多い
・共有施設(プール、ジム、ゴルフシュミレーターなど)設備が充実している
・電気料金は、電力会社からの直接請求になるのでアパートより安くなる

【デメリット】
・オーナーがタイに不在だったり、対応が良くない方がいる
・室内の不備などを改善して欲しい場合は直接オーナーと交渉する必要があり時間が掛かる
・年単位での契約が必要

アパート

アパートとは日本でいうところの賃貸マンション(建物全体が賃貸専用物件として運営されている)でオーナーが1人か数人で部屋ごとに賃貸しているため、コンドミニアムよりも家具や内装、契約条件などが統一されており、下記の特徴があります。

【アパートの特徴】
コンドミニアムと違い管理事務所が一括管理を行っているため、室内の不備などトラブルが発生した場合でも対応が早い。築年数が古くてもリノベーションされて新築のような内装の物件もあります。

【メリット】
・間取りが広い物件が多い(例:2ベッドで100㎡以上など)
・ペット可の物件も多い
・管理体制が比較的良い
・家族にターゲットを絞った物件では、子供向けの設備などが充実している。

【デメリット】
・セキュリティがコンドミニアムほどしっかりしていない
・築年数が古い物件も多い(20年以上など)
・電気代が管理事務所を通して請求されるので割高になる
・年単位での契約が必要

サービスアパートメント

サービスアパートはホテルとアパートの中間のような形態の物件で、アパートにメイドサービスが付いた物件をサービスアパートと言い、下記の特徴があります。

【サービスアパートの特徴】
「キッチンのある長期滞在型ホテル」のようなイメージなので部屋には家具や電化製品以外に寝具や調理器具・食器など、生活に必要なものが全て揃っており、着替えさえあれば入居してそのまま生活を始めることが可能。
また、最大の特徴はメイドサービスがついていることでホテルのようにベッドメイキング、シーツやタオルの交換、掃除、食器洗いなど行ってくれることです。

【メリット】
・メイドサービスがあるので自分で掃除やシーツ交換などをしなくてよい
・フロントスタッフが24時間対応してくれたり日本語が話せるスタッフがいる物件もある
・電気、水道、インターネットなどの公共料金を無料(家賃込み)としている物件も多い
・サービス管理面やセキュリティ面もしっかりとしている
・月単位での契約が可能

【デメリット】
・ホテル系サービスアパートメントだと観光客も宿泊しているので騒々しい場合がある
・不在時にもメイドさんが入室してくるので貴重品の管理の必要がある
・家賃が高い
・物件の共有wifiを利用するので通信環境はあまり良くない

ちなみに私が今住んでいる物件を探すために1週間ほど滞在していた「ステイブリッジ スイーツ バンコク スクンビット」もホテル系サービスアパートメントです。

部屋の間取りの種類について

スタジオタイプ(30〜40㎡くらい)

日本でいう「ワンルーム」のことでリビングと寝室に仕切りのない間取りのことで単身者向き。

1ベッド(40〜60㎡)/2ベッドルーム(60㎡~)タイプ

1LDKもしくは1DKタイプの間取りのことで単身者や夫婦二人向き。寝室が2つある間取りは2ベッドルームと呼び、それぞれの部屋にシャワーやトイレが付いていたりする。夫婦二人や子供のいるファイミリー向き。

バンコク中心部のエリア情報について

スクンビットエリア(北側/南側)

このエリアはBTSのナーナー駅~エカマイ駅までを指し最も日本人や欧米人居住者が多く、ショッピングモールや各種スーパー、日本食レストラン、日本人向け各種サービス店が充実している商業・住宅エリアとなっています。

このエリアではBTS路線の北側(ソイ23や39などの奇数の通り)は特に日本人居住者が多く住んでおり、幼稚園や学校などの送り迎えなどで朝晩は道路が渋滞するようです。

スクンビット通りという長い大通りに沿ってソイと呼ばれる小道があり、各ソイには高級コンドミニアムやサービスアパートメント、日本食レストランや日系のスーパーマーケット、日本語の通訳のいる病院や学校など、日本人の生活に必要な施設がほとんど揃っています。

スクンビットエリアには、ナナ、アソーク、プロンポン、トンロー、エカマイなどの主要なエリアがあり、それぞれのエリアには以下のような特徴があります。

ナーナー

歓楽街として有名で、インド系やアラブ系の人が多い。ナナプラザやスクンビット・プラザなどのナイトスポットがあるが、日本人が住む場所としては好ましくない。

アソーク

オフィス街として発展しており高層ビルやホテルが立ち並び、BTSアソーク駅と地下鉄MRTスクンビット駅が交差しており乗降客が非常に多い。ターミナル21やコリアタウンなどのショッピング・飲食施設やソイ・カウボーイという歓楽街もある。また、近くにはベンジャキティ公園という巨大な公園があるのでランニングやウォーキングが好きな人は住むのに良いと思います。

プロンポン

日本人街として最も人気があり、エンポリアムやエムクォーティエ、2023年末に新しくオープンしたエムスフィアなどの高級デパートがあり高級な雰囲気が漂います。また駅近くに日本人御用達の「フジスーパー1号店」があり、毎日の買い物にもとても便利で、さらに駅前にはベンジャシリ公園もあるので自然も感じられるエリアです。

トンロー

セレブや若者が集まるトレンディーなエリアで、お洒落なカフェやバーが多い。日本食店やスーパーマーケットも充実しており日本生鮮卸売市場やクラブなどのエンタメ施設もあります。

エカマイ

閑静な住宅街で、緑豊かで落ち着いた雰囲気がある。ゲートウェイ・エカマイやカフェなどの日本食・日本文化施設があり、富裕層の邸宅やセンスの良い店もあります。

シーロム/サトーン地区

バンコクのシーロム/サトーン地区は、バンコクの中心部に位置するビジネスと観光のエリアです。

シーロム地区は、金融機関や日系企業が多く集まるバンコクのウォール街と呼ばれていて、サトーン地区は、大使館や外資系企業が多く立地する国際的でハイクラスなエリアです。

両地区ともに、BTSやMRTの駅があり、交通の便が良いです。また、チャオプラヤー川に近く、有名なホテルやレストランが沿岸に並んでいます。

夜は、歓楽街として有名なパッポン通りを中心としたナイトライフスポットが充実しており、屋台やバー、カラオケなどで楽しむことができます。シーロム/サトーン地区は、バンコクの活気あふれる魅力を感じることができるエリアです。

サイアム/チットロム/プルンチットエリア

バンコクのサイアム/チットロム/プルンチットエリアはバンコクの中心的な商業・観光エリアで、以下のような特徴があります。

サイアム

バンコクの若者文化の発信地で、ファッションやエンターテイメントが充実しており、サイアム駅の南側には私が通う予定のチュラロンコン大学の広大な敷地が広がっています。

サイアムパラゴン、サイアムセンター、サイアムディスカバリーなどの大型ショッピングモールや、サイアムスクエア、MBKセンターなどの人気スポットがありますが、住む場所では無く遊びに行く場所というイメージです。

チットロム/プルンチット

高級デパートや五つ星ホテル、外国大使館や国際機関が多く建ち並ぶ国際的でモダンでハイソなエリアです。
セントラルワールド、ゲイソンビレッジ、セントラルエンバシーなどのショッピングモールや、エラワン祠、セントラルチットロム、プラチナムファッションモールなどの観光スポットが多数あります。

また、ランスアン通りやラチャダムリ通りには高級コンドミニアムやホテルが多く、高級住宅街としても知られており、ルンピニ公園にも近く自然と都会が共存するエリアでもあります。

プラカノン/オンヌットなどの東側エリア

バンコクのプラカノン/オンヌットなどの東側エリアはローカルな雰囲気と近代化が混在するエリアで、日本人や欧米人が多く住むトンローやエカマイと比べると日本人の居住率は低く、日本人学校への通学も遠くなります。

しかし、生活の利便性は高くローカルな雰囲気を味わいたい人にはおすすめのエリアで、以下のような特徴があります。

プラカノン

プラカノン市場を中心とした下町エリアで、駅周辺にはサニーヒルやサマーヒルなどの商業施設や、日本食店やリサイクルショップなどがあります。

裏通りには、屋台やローカル食堂が多く、安くておいしいタイ料理が楽しめます。また、高速道路やラマ4通りへのアクセスが良く、シーロムやサトーン方面への通勤にも便利です。

オンヌット

住宅街と商業街が混在するエリアで、駅周辺にはテスコロータスやビッグCなどの大型スーパーや、ハビトモールやオンヌットスクエアなどのショッピングモールがあり、高速道路へのアクセスが良く、空港や工業団地への移動にも便利です。

オンヌット駅は中心部からも近く最近人気のようですが、基本的には単身者の方向けのコンドミニアムが多いとのことです。

家賃相場について

賃貸物件の家賃相場はエリアや物件タイプによって異なりますが、以下のようなイメージです。

スタジオ(ワンルーム): 15,000~25,000バーツ(約55,000~92,500円)
1ベッドルーム: 25,000~50,000バーツ(約92,500~185,000円)
2ベッドルーム: 50,000~100,000バーツ(約185,000~370,000円)


エリア別に見るとスクンビット通りやシーロム通りなどの中心部は上記相場よりさらに家賃が高く、物件タイプ別に見るとサービスアパートメントは設備やサービスが充実している分、家賃が高くなります。一方、アパートは家賃が安いですが、最低限の設備や家具しかない場合もあります。

日本で賃貸物件を借りる場合は、礼金や敷金、仲介手数料など初期費用として家賃5か月分とか多額の費用が必要となりますが、タイではそのような商習慣が無いため、ほとんどの場合、不動産仲介業者は仲介手数料を家主側からのみもらうのが通例となっているので借主側から手数料を払う必要はありません。

従って、契約時に家主に支払うお金は以下の通りなので、基本的には家賃の3ヶ月分以内に収まります。
(デポジットとは”敷金”のことで、大抵の物件は家賃の2ヶ月分です。)
・デポジット(敷金:家賃の2ヶ月分)
・初月度の家賃

賃貸物件を探す方法について

物件の種類や住むエリア、家賃相場などの情報はだいたい理解していただけたと思いますので、次は「じゃあどうやって希望の物件を探すのか?」という問題を解説していきます。

賃貸物件を探すには?

いざ物件を探すと言ってもいくつかの方法がありYoutubeなどでも色々な手法が公開されていますが、主に以下の3種類が考えられます。

日本人向けの不動産会社を利用する

バンコクには駐在員としてくる日本人が多いので日本人の担当者がいる日系の不動産会社が多くあり、言葉の壁を気にすることなく安心安全で楽に物件を探すのであれば、ここを利用するのがベストです。

代表的な不動産会社をいくつか挙げておきます。

1.ディアライフ by RENOSY
バンコクやシラチャでの部屋探しに特化したサービスを提供しており、日本人スタッフが多数在籍している現地では最大手の会社。独自の割引サービスやオンライン内見などがあり。Youtubeでの部屋紹介もあるので物件イメージも付きやすいです。

2.すずき不動産
スクンビット通りやシーロム通りなどの中心部の物件を多く扱っており、日本人スタッフが多数在籍しています。
日本人が良く行くプロンポンのフジスーパの目の前に事務所があります。

3.石川商事
日本人が常駐し、対応も迅速です。サービスアパートからコンドミニアムまでご希望条件に合わせて紹介してくれます。こちらもYoutubeで短時間での部屋紹介があり好感が持てます。

日系の不動産会社は基本的に駐在員向けの物件の取り扱いが中心となっているので、上記で記載したエリア(日本人が多く住む)以外の物件は取り扱っておらず、また取り扱う賃料も下限(3万バーツ以上とか)、契約期間(1年以上とか)などの制限があり比較的高額な物件が多いですが、その分入居後のトラブル発生時などのサポートが手厚いと思います。

タイ人も利用する賃貸物件ポータルサイトを利用する

現地在住の欧米人やタイ人が利用するポータルサイトですが英語かタイでの表記になります。

エリアや賃料の条件を入れると日系不動産会社では扱っていないような格安物件(3万バーツ以下)も多数出てきますが、気に入った物件が見つかったら自分でエージェントに連絡をして内見などを手配する必要があります。

1.Rent Hub
RentHub.in.th は、バンコクとタイ全土で賃貸アパートメントを探すのに便利なウェブサイトです。バンコクの賃貸アパートメントや近隣エリアのサービスアパートメントのリストがあり、いろいろな条件で検索ができるようになっています。

2.DDproperty
DDProperty では地図、写真、動画、仮想ツアーなどを含む約7万9000件の賃貸物件が掲載されています。人気のあるコンドミニアム、アパート、サービスアパートメント、住宅、商業物件などが網羅されており、WEB上で駅名、地域、コンドミニアム名などを入力して物件を検索できます。気になる物件が見つかったら、掲載されているエージェントやオーナーに連絡できます。

直接物件に行って交渉する

事前にWEBサイトなどで物件を探すのではなく、住みたいエリアに実際に行ってみて気になる物件を見つけたら建物の管理事務所に直接声をかけて賃貸可能な部屋はあるかなど自分で確かめる方法です。

物件によっては英語ができる担当者の方もいるようですが、自力で交渉して賃貸契約まで持ち込むには語学力と度胸が必要ではないでしょうか。

日系の不動産会社を利用せずにポータルサイトや現地で直接探す方法ですが、ある程度タイで生活して慣れてから試すのが良いのかと個人的には思います。
初めて借りる部屋では何かとトラブルや不便なことも多いと思うので、最初は日系不動産会社を使ってみて新しい環境に馴染んできたら引っ越し先として探す時に改めて利用するのが良いのではと思います。

私たちがどうやって物件を借りることができたのか?

それでは私たちが今住んでいる物件を見つけることができた過程をご説明いたします。

私たちは海外で生活をするのは初めてだったこともあり最初は現地の事情に詳しい日系の不動産会社さんにお願いしようと最初から決めていたので、タイへ入国する約2か月くらい前の11月初めに上記3社を含む日系不動産会社6社に該当する物件を下記条件でリストアップして欲しいと各社のHP上から依頼しました。

バンコクでの土地勘が無かったため年単位で住居を決めることに不安があり、月単位での契約が可能なサービスアパートタイプが望ましかったので以下の条件としました。

私たちは年齢50歳代でリタイヤメントビザを取得しバンコク市内で夫婦二人で住む住居を探しており、入居は2024年2月~を予定している。

・BTS駅から徒歩10分圏内
・サービスアパートタイプ
・年単位ではなく、月単位で契約可能なこと
・1ベッドルームで50㎡以上
・洗濯機&乾燥機付き(ベランダではなく、できれば居室内にあること)
・最初は自炊する予定はないので、近くにフードコートや総菜が購入可能なスーパーがあり、食事の調達が容易である場所

これらの条件で1か月の予算はXXバーツまで

上記問い合わせを6社に行った結果、折り返し連絡があったのはたったの3社で、最大手を含む残りの3社からは残念ながら連絡すらもらえませんでした。
連絡をもらえなかった要因として考えられるのは「年単位ではなく月単位での契約が可能なこと」という条件が彼らにとって好ましくなかったのだろうとは思いますが、それならそれで返信くらいは欲しかったと思います。

最終的に私たちの希望を快く引き受けてくださって条件に該当する物件リストをいただけたのは「石川商事」さんだけでした。

その後、頂いた物件リストを検討し最終的に8物件まで絞り込みを行い、タイ入国後に石川商事の担当者さんと物件の内見を2日にわたって行い、無事に現在の物件を契約することができました。

実際に住んでみた感想

私たちが今の物件に住み始めたのが1月末からなのですが、実際に住んでみたから言えることがいくつか分かりましたので、お伝えしようと思います。

部屋の向き(方角)について

日本では日当たりの良い南向きが良いとされていますが、タイでは全く逆で南向きと西向きはやめた方が良いです。

やはりタイは日差しが強いですので、南向きや西向きは日中はカーテンで日差しを遮らないと室内が熱くなってしまい冷房代もバカにならないと思います。

実際に南向きや西向きの物件を内見しましたが1月にもかかわらず、わずか数十分滞在しただけで暑いと感じましたので、私たちは北東向きの部屋を選択しました。

乾燥機について

当初私たちは居室内に乾燥機付きの洗濯機があることを希望条件としておりましたが、実際に現地担当者さんに聞いたところ「乾燥機付きの洗濯機がある物件は少なく、付いていたとしてもあまり性能が良くないため室内で干す方が良い」とのアドバイスをいただきました。

私たちが見て回ったほとんどの物件に設置されていたのはElectrolux製(エレクトロラックス)の洗濯機であり、内見時に宿泊していたホテルでも同社製の洗濯機であったため実際に乾燥機能を使ってみましたが確かに乾燥機能が弱かったです。

現在の住まいの洗濯機は乾燥機能は付いていませんが、室内で干せば半日で十分に乾きますし、必要であれば扇風機を回すことでより早く乾くので乾燥機は必要ないと改めて感じました。

住居周りの環境について

私たちが毎日の生活をしていく上で一番重要なのが、やはり食事ではないでしょうか?

これも石川商事の担当者さんに言われたことなのですが「最初は生活に慣れるまでの半年くらいまでは日系のフジスーパーが近くにある物件をお勧めします」とアドバイスをいただきました。

私たちはタイ料理が好きなのでタイ料理が毎日続いたとしてもそれほど苦痛ではないと思ってはいたのですが、タイに来て数週間が経つと、やはり味噌や醤油味といった日本の味が恋しくなります。

もちろんバンコクには日本食が食べられるチェーン店がたくさんあるので困らないのですが、日本食は高くつきますので簡単に調理できる具材やお弁当などを調達できる日系スーパーの存在は本当にありがたいと最近は身に染みて感じております。

キッチンや給湯設備について

タイでは自炊する文化が無いので、基本的にどの物件タイプでもキッチン、とくにシンクはとても小さいですので備え付けの大きい鍋やフライパンが入りきらなかったりします。そしてなぜかキッチン下や近くに洗濯機があることが多いです(笑)

なお、お風呂やキッチンの給湯システムはガスではなく電気で行われているようなので、お湯を使いすぎると電気代も高くなります。

バスタブについて

日本人としては「一日の終わりにゆっくりとお風呂につからないと疲れが取れない」なんて方もいらっしゃるかと思います。

私たちの今住んでいる物件にはバスタブが付いていますが、実際にお湯を張って入浴したのは初めの2回だけなので、次に引っ越す場合はバスタブ無しで全然良いと感じています。

なぜ、そうなってしまったかというと以下の理由があります。

・バスタブが浅く狭いので、肩までつかろうとすると寝そべる体勢となりくつろげない
・日本のように洗い場が無いため、ユニットバスと同様に湯を張った後、一度抜いてからシャワーを浴びる必要がある
・家族が複数人いれば上記工程を人数分繰り返す必要があり、大変な上に電気代もその分掛かる
・そもそも暑いので浴槽につかりたいという欲求もなくなってくる

タイは一年中暑い国なので浴槽につかるという文化が無くシャワーのみで済ませるとのこと。
バスタブがあるのは日本人向けの物件のみらしく、キッチン周りと同様に使い勝手などは考慮された作りにはなっていないようです。

飲料水について

タイでは歯磨きやシャワーなどでは問題ないのですが、基本的に水道水は飲むことができません。

ですのでタイで生活するにはスーパーやネットなどで飲料水用のボトルを購入するなど自分で調達する必要があります。

自炊をしない方であれば飲む分だけを購入すればよいのですが、子供がいるようなファイミリーの方や自炊を多くされる方は浄水器を取り付けられているようです。これも不動産会社に相談すれば業者を紹介してくれて月900バーツ程度でレンタルすることができるようです。

まとめ

私たちのようなリタイヤメント組はタイでの住む場所を自力で情報を集めて探す必要があります。

私たちは現地不動産会社や物件の情報をYoutubeなどで集め自分たちの条件とすり合わせを行って、最終的に希望に近い住居を見つけることができました。

その中でも一番の障壁となったのが「月単位での契約が可能」という条件だと思います。この条件を叶えてくれる不動産会社さんがいなかったら、いまでもまだ住居を決められていなかったかもしれません。

私たちのようにこれからリタイヤしてバンコクに住んでみたいと考えられている方にとって、この記事が参考になれば嬉しいです。不明点がありましたら遠慮なくお問い合わせいただければ分かる範囲でお答えいたします。

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