【2024年3月】チュラロンコン大学タイ語集中講座 初級1コース(TH1) 初日の様子

2024年3月1日よりチュラロンコン大学CTFLコースのタイ語集中講座 初級1(TH1)がスタートしましたので、初日の様子をお届けしたいと思います。

目次

講座スタートまでの出来事

私が本コースの申し込みをしたのが昨年2023年12月中旬、その後はコースが始まるまでは独学を継続するくらいでやることは無かったのですが、1月中旬ごろチュラ大から下記のメールが来ました。

Due to the number of our current students in the morning Intensive Thai Course Level 1 class that starts on the first day of this March has exceeded the expectations, and as you have registered for the class, we would like to enquire whether you would consider changing your study time from 09:00-12:00 to 13:00-16:00 which takes place in the afternoon instead?

We sincerely apologize for the inconvenience. And thank you kindly in advance for your consideration.

要約すると「午前中のクラスの申込者が増えてしまったので、もし可能なら午後のクラスに変更を検討して欲しい」と言う事でしたが、私的には気温が高くなる午後から通学するのは避けたかったので「予定通り午前中のクラスを希望します」と返答しました。

上記私からの返信に対しては、特に回答は来ませんでした。

講座スタート前日に来たリマインドメール

前日にチュラ大から以下のリマインドメールが来ました。

Dear All,
To remind you that your class for TH1 (09.00-12.00) at Mahachakri Sirindhron Building, Faculty of Arts, Chulalongkorn University starts from March 1 – April 12, 2024. On the first day, please kindly visit our office on the 8th Floors, No. 801/1, Mahachakri Sirindhron Building, Faculty of Arts, Chulalongkorn University in order to register and collect textbook and course materials at 08.30 – 09.00 hours.
Thank you in advance. 

For further information, please let us know.

「明日から講座が始まるからCTFL事務所に当日8:30~9:00までの間に来て登録とテキストを受け取ってね」とのことでした。

講座スタート初日

スタート初日は事務所に8:30頃に到着するように家を出ました。

私は事前に事務所まで下見をしておいたので、特に迷うことなく到着することができました。
(ピンクのシャトルバスを降りた後、どこの建物が芸術学部なのか少し分かりにくいので当日までに一度下見をしておくことをお勧めします。)

上記写真がFaculty of Arts(芸術学部)の建物で、写真右奥に入り口があります。

芸術学部の入り口からエレベータに乗り8階まで行くと直ぐ目の前にCTFLの事務所があり、机の上に顔写真付きの学生証がずらっと並べられていたので、受け付けの担当者に自分の名前を言うと学生証とテキスト一式を渡されて申込者リストにサインするように指示を受けました。

CTFLの事務所です。

その後、指示された教室に向かい講座開始時間を待ちました。

上記が各クラスの教室の写真で20席ほどありますが、1クラス15人が定員上限のようです。

CTFL受講生がもらえる学生証で学部の図書館に入る際にはチェックされるようです。

上記が初級1クラスのテキスト一式で左上がレポート用紙、右上が受講者用の様々なルールやスケジュールが書かれているハンドブック、左下がエクササイズブック(学習した内容を練習するような内容です)、右下がテキスト本体です。

テキスト本体は横から見ると分かりますが2cmほどの厚さがあります。

テキスト本体の内容をチラ見せ。こんな感じで英語とIPA表記、タイ文字での表記です。

初級1の授業スケジュール

初級1は座学レッスン24回(90時間)、レビューテスト4回、最終日のファイナルテストがあり、課外授業として3回10時間分のアクティビティが用意されています。

初級1クラスの様子

担当の先生にビックリ!

講座開始時間少し前に担当の先生が来ましたが、ちょっと驚くことがありました。

それは担当の先生がかの有名なシャンパン先生だったのです!!

上記動画の14:15~にシャンパン先生の話題が出てきます。


私は事前に上記動画見ており「へぇ~そんな面白い先生もいるんだ~」程度に思っていたのですが、いざ先生が教室に入ってきた瞬間から、持ち物や所作を見て「あれ、この先生ちょっと変わってそう」と感じ始め、先生が自己紹介で自分のニックネームを教えてくれたので、「この人がかの有名なシャンパン先生なんだ!初日から担当してくれてラッキー!」と思いました。

どんな生徒さんたちが来てるの?

先生が自己紹介する前に生徒一人一人が名前を呼ばれ、どこから来ているのか?を尋ねられました。

その結果、全生徒15人中、アジア圏が12人、欧米系(アメリカ、デンマーク)が3人ということが分かりました。

アジア圏では香港、台湾、中国、マレーシア、シンガポール、インド、日本という感じで、男性7人、女性8人で年齢帯は20代~私も含め50代まで幅広い感じです。

ちなみにシャンパン先生は私と同じ50代とのことでお肌のたるみなどを気にされているようでした(笑

初日の授業内容

授業は9:00~12:00までの3時間ですが、だいたい1時間に一度10分の休憩時間があります。

初日の前半は生徒を和ませるためか各生徒の出身地域や先生の話、最近のタイの様子など世間話が中心で途中からタイ語はサンスクリプト語から派生してできた言語であるとかなり詳しい説明が始まり、その流れで文字の種類、有気音/無気音、声調などの説明が一気に始まりました。

これらの説明は当然英語ですが、独特のタイ英語であり、なおかつタイ語も時々混じるので始めのうちは聞き取るのに苦労しましたが、後半になってきたら慣れてきて聞き取りやすくなってきました。

最終的には人称代名詞、簡単な自己紹介、基本動詞などのごく初歩的なところまでで終了となりました。

初日の所感

必要なタイ語スキルについて

私のタイ語スキルはタイ語検定5級レベルでタイ文字も勉強はしていますが、4級レベルの実力はありません。

まだ初日が終わっただけですが、タイ語の基本知識は必要だと感じました。

母音、子音、声調、有気音/無気音など発音関係は非常に重要なパートだと思うのですが、先生が一通り発声方法を実演してくれて、それを1~2度真似て発音してそれで終了です。時間にしてわずか30分程度で次の単語、文法に進んでしまいますので、初級1と言えども5級レベルの知識が無いとこの先授業についていくのは難しいのではと感じています。

実際に来週3/4から始まるレッスン2の予習をしているのですが、文法に加え「数字」「動物」「果物」「物の名前」「親兄弟」などの単語だけでも60個以上のボキャブラリーが記載されているので、たった1日の授業でこれらを覚えていく必要がありそうです。

ですので、何の予備知識も無い方がCTFLの授業だけでタイ語を勉強しようと思っているのであれば、早々に挫折すると思います。

ある程度のタイ語の予備知識があった上で事前の予習と当日の復習を欠かさず行っていかないと、スピードとボリュームが思った以上にあるので、これから振り落とされないように頑張っていこうと思います。

必要な英語スキルについて

私の英語スキルは5年ほど前に受けたTOEICスコアが785(R:335/495、L:450/495)だったのでリスニングにはある程度自信がありましたが、実際にシャンパン先生の英語を聞いて初めのうちはしゃべっている内容の30%程度しか理解できなかったです。

後半になってからは先生のタイ語交じりの独特の発音にも慣れてきて聞き取りやすくなってきましたが、やはりある程度のリスニングスキルは必要だと思います。

英語ネイティブの生徒さんはどの程度聞き取れているのか非常に興味があるので、いずれ他の生徒さんに聞いてみたいと思います。
まだシャンパン先生の英語しか聞いていないので、他の先生だとどうなのかも気になります。

なお、CTFL授業において必要な英語スキルは「リスニング>リーディング>スピーキング>ライティング」です。

リーディングに関しては本当に初歩的な中学英語スキルがあれば理解できる内容です。

スピーキングについては何か質問したい時や他の生徒さんと会話する時に必要だと思います。

最後のライティングについては必要ないと思われます。

初日の授業内容はこのような感じでしたので、これからも定期的に授業やアクティビティ内容などをお届けしていきたいと思います。

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